私たちは、誰とも代わることのできない、ただひとりの人間として生まれました。それは、誰に代わってもらう必要のない、誰とも比べる必要のない私であるということを意味します。 けれども、私たちが生まれたということは、さまざまな関 […]
住職よりメッセージ
第127回:「現代という時代社会は」
現代という時代社会は、特に若者たちを中心に、不安、生きづらさ、孤独感が蔓延しているように思われます。 それは、合理的思考と科学を絶対化し経済的な豊かさを追求してきた結果、いのちの感覚を失い、一人ひとりのかけがえのなさを見 […]
第126回:報恩講の感想をいただきました
「寺yoga」にいつもご参加いただいている富田里枝さんが、当寺「報恩講」にご参詣くださり、節談説教の感想をご自身のブログに載せられていました。 祖父江佳乃さんには、来年の「報恩講」にもいらしていただきますので、皆さまもぜ […]
第125回:来年の「帰敬式」の日時を変更します
毎年「報恩講」の前夜に行っていた「帰敬式(生前法名授与式)」ですが、門徒さまの高齢化とともに夜の出席が難しい状況にあるように思われます。 従いまして、2014年から「報恩講」当日の早い時間を使って「帰敬式」を執り行うよう […]
第124回:「大丈夫だよ 生きていけるよ―浄土の門をひらく―」
書店売り50代女性誌No.1、発行部数11万部の主婦の友社刊『ゆうゆう』に墓地広告を掲載することになりました。「信頼のお墓選び、葬儀選び」というコーナーで、発売は2013年12月27日です。 そこで、読者の注目を得られる […]
第123回:「明日のない、いのち」
東日本大震災では2万人もの方が亡くなられました。NHKでは「花を咲かそう、明日へ」というテーマで、震災のことを放映していました。 震災で被災された方々を励ますためのエールだったのでしょう。でも花を咲かすことなく、いのちを […]
第122回:「健康と唾液と心の関係」
今年の夏は異常な暑さでした。さすがに私も夏バテ…。胃腸が働かなくなり、背中が凝って、舌に茶色の苔がはえていました。 調べてみると、胃腸の働きが低下したり、ストレスなどで口が渇く状態が続くと、症状に応じて舌に白色や黄色や茶 […]
第121回:「光と寿の仏さま」
阿弥陀如来は、限りない「光」と「寿(いのち)」の仏さまです。たくさんの如来さまがありますが、中でも最もポピュラーな仏さまと言えましょう。 原語(サンスクリット語)では、ア・ミータです。アは否定形。ミータは量です。そこで中 […]
第120回:「新盆」
新盆にかかわる思いが率直に表現されているブログを発見しましたのでご紹介します。皆さまも身近な人を失ったとき、様々な思いがあったこととお察しいたします。 明順寺住職:齋藤明聖(釋明聖) ― 自分の中で、今年のお盆というのは […]
第119回:「貧女宝蔵」
『涅槃経』に「貧女宝蔵(びんにょほうぞう)」の喩(たとえ)があります。 一人の貧しい女性とその家族がいました。貧しさゆえ、つらく悲しい暮らしをしていました。絶望的でさえあるほどでした。あるとき、一人の旅人がやってきて、そ […]