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【明順寺ひろば】
明順寺のことのもちろん、「葬儀やお布施・法名のこと」や「墓地のこと」、「法事のこと」など
身近なことから、難しく思われることまで、参考になる内容がたくさんございます。あわせてお読み下さい。
【よくある質問】
~さまざまなお問い合わせにつきましては下記をご紹介します。~
Q.お墓参りには、いつでも行けるのでしょうか?
はい。お寺は年中無休ですからいつでも結構です。いらっしゃいましたら正面玄関のインターホンでお呼びいただき、しきみとお線香をもらって墓参してください。通常、午前7時に開門、午後5時に閉門しますので、それ以外の時間は通用口にあるインターホンで声をかけてください。
Q.法事には何を持って行けばいいでしょうか?
お供えのお菓子や果物。皆さまにお出しするお茶菓子。墓地の色花などです。写真は本堂には飾りませんから不要です。親戚の皆様にはお香料をお願いしています。お念珠もお忘れなく。詳しくは法事を申し込まれたときに打ち合わせしてください。
Q.うちは遠いのですが、葬儀に住職が来てくださるのでしょうか?
はい。どこにでも参らせていただきます。ただしどうしても都合がつかない場合もあります。そのときには責任をもって代理を立てますのでご安心ください。
最近、住職に連絡せずに葬儀を済ませてお寺にお骨を持って行ったら納骨を拒否されたというような話しを耳にします。お葬式ができましたら必ず住職に連絡いただき何かと相談していただきたく思います。
Q.仏壇やお墓のことで相談に行きたいのですが、いつでもいいでしょうか?
はい。いつでもいいのですが、住職も仏教界のことで忙しくしておりますから、必ず事前に電話で相談の日時を決めてください。
Q.親鸞聖人の報恩講のご案内をいつももらうのですが、誰でも参詣できるのでしょうか?
はい。誰でもご参詣いただけます。お寺での年に一度の報恩講、さらに一生に一度は本山の報恩講にも是非ご参詣ください。私ども真宗教団は報恩講教団といわれています。皆さまがお勤めする年忌法要も報恩講から始まりました。
Q.法名を生前にいただくことはとてもいいことだと思いますが、院号はいただけないでしょうか?
帰敬式を受式しますと法名をいただきます。男性は釈○○、女性は釈尼○○であります。釈の字はお釈迦様の弟子となることを表しており、4世紀に道安が釈道安を名のったことに始まるといわれます。
お尋ねの院号につきましては、亡くなってから遺族の願いによってつけられるものです。生前におつけするものではありません。院号がつきますと○○院釈○○、○○院釈尼○○となります。
私どもの宗派では居士・大姉・信士・信女などの位号は正しくはつきません。これは亡くなられた仏さまには位はない、みな等しく救われることを意味しているからであります。院号をおつけする場合には本山にもお礼金を納めますので、住職によく相談してください。
Q.お葬式をする場所はどのように選べば良いのでしょうか?明順寺ではできませんか?
明順寺は本堂が3階にありますので、一般の会葬者がいるお葬式は難しくお断りしています。一般会葬者もいない、大きな祭壇も飾らない、いわゆる家族葬(最大40名まで)であれば行事期間中を除いてお引き受けすることができます。
本堂で行う家族葬は厳かで落ち着きがあり立派なものであります。高齢化社会にはいって家族葬の需要は大きくなってきています。一般の葬祭場を利用される場合には、会葬者の規模をよく考慮して会場を選ぶことが大切になります。
Q.永代経、永代供養とはどのようなものですか?
そうですね、一番分かりやすい例として、お墓が無縁になってしまうことが確定しますと、残された関係者によって、誰も法事をしてあげることもできないからご供養のために永代経をあげようということになります。私どもの寺では永代経があがりますと、「永代読経帳」に記載しご命日の日にお経をあげます。これをお寺が存続する限り永代に続けようということから「永代経」といいます。
ここで注意が必要なのは、永代供養をお願いしてもお墓の存続は別ということです。だれもお参りに来ない無縁のお墓はいずれの時期に片付けなければなりません。お骨は総墓に移され供養されることになります。
そして、この永代経はなにも無縁になるときだけのものではありません。相続者がいる場合においても、月々のご命日にお経をあげてもらおうと納められます。地方にいきますと、お葬儀が終えるとただちに永代経をあげる習慣のところもあります。永代経のお布施はある程度まとまった金額になります。これによってお寺は、お寺が永代に相続されるよう役立させていただくのです。
また、これとは別にお寺の行事に「永代経法要」をつとめるところもあります。これは、特別の願主がいるわけではなくて、いわばお寺が願主となって皆さまにご参詣いただいてお経を永代に相続していこうとするものであります。
Q.浄土真宗ではお線香を立てないと聞きますが、お焼香はどのようにすればいいのですか?
お線香を香炉の大きさにあわせて折り、火のついた方を左にして灰の上におきます。これを「燃香」といいます。平常はこうしてお内仏におまいりします。
複数の方がおまいりするような特別の場合には「お焼香」をします。香炉に香炭をおき刻み香を用意してお焼香します。刻み香を入れるものを香合と呼びます。
お焼香は2回、香を額にいただかずに火にくべます。香合の中の香の乱れを直して、両方の手にお数珠をとおして、なむあみだぶつを称えて礼拝します。
では、他宗派のお寺やお葬式にでかけた場合にはどうするのでしょうか。これは、いつもどおりお参りさせていただけば結構です。なにもその宗派のやり方をしなければならないことはありません。
Q.お墓が無縁になってしまうのですが、誰かに継いでもらうことはできないでしょうか?
お墓の相続に関しては、墓地使用規則には「原則的として同姓のものが相続する」とあり、あくまで同姓のものが相続する条件になっていますが、違う姓の方でも一定の条件を満たしていれば名義変更して相続することも可能ですので、住職とよく相談してください。
Q.お内仏に毎朝お仏飯をあげていますが、お水はあげなくていいのでしょうか?
仏さまにたいするお水は、華瓶(けびょう)という仏器にしきみをさしてあげます。コップは仏器ではありません。お仏壇が小さくて華瓶が置けない場合には略していただいて結構です。その場合には、仏さまの前には必ずお華を立てますが、その仏華にある水が仏さまにたいするお水とお考えください。ちなみに仏さまの最上の食物は「お香」です。
Q.田舎のお墓を整理して、明順寺にお墓を移したいのですが?
墓地の改葬に関しては役所の書類が必要となります。明順寺に改葬する場合には、現在のお墓のある地域の役所に行きまして「改葬許可申請書」をもらいます。これに墓地管理者双方の認めをもらい役所に提出しますと「改葬許可証」が交付されます。この書類とお骨をもって明順寺の墓地に納骨となります。
Q.浄土真宗ではどのようにお盆をお迎えしたらいいのでしょうか?
平常より丁寧にお仏壇をお掃除し、夏向きの涼しげな「打敷(うちしき)」があれば前卓にお掛けし、お菓子などのお供え物をします。お焼香をして、『正信偈』同朋奉讃(CD・カセットテープがあります)でお勤めします。
盆灯籠は、正式には紺赤白色の和紙でできた「切籠(きりこ)灯籠」をつるします。浄土真宗では、迎え火、送り火は焚かず、精霊棚は設けません。
Q.お仏壇の掃除はどのようにすればいいのでしょう?
金箔は触ると剥げ落ちてしまいますから羽毛でできた毛ばたきで注意深く埃をはらう程度にします。漆の部分は乾拭きします。真鍮製の仏具も折々におみがきしましょう。
住職の仕事は、一に掃除、二に勤行、三に勉強です。皆さまもお内仏の清掃は怠らず、きちんとおかざりして下さい。
Q.こんど法事があるのですが浄土真宗には塔婆がないのですか?
はい、塔婆を建てて先祖供養するという考えが浄土真宗にはありません。先祖は浄土に還って諸仏となっておられますから仏恩報謝のお念仏のみです。
明順寺では法事に参列される親戚の皆さまに「お香料」をお願いしています。施主のお布施に追加されるということから追布施とも呼ばれています。
Q.本山須弥壇収骨とはどのようなものなのですか?
本山であります京都の東本願寺(真宗本廟)の御影堂(ごえいどう)には親鸞聖人のご影(お木像)が奉られていますが、その須弥壇(しゅみだん)下に分骨することを「須弥壇収骨」といいます。全国はもとより世界から分骨が持ち寄られているといっても過言ではありません。明順寺の住職・寺族も分骨されていて、本山とのご縁を開かせていただいています。
本山お礼金は12万円からとなっています。手続きは明順寺でいたしますので、ご希望の方はお申し出ください。なお、親鸞聖人のお墓所であります「大谷祖廟」への分骨もあります。