第129回:「門首後継者が選出されました」

去る2014年4月30日、内事章範の規定に基づき「継承審議会」が開催され、大谷暢裕・鍵役(かぎやく)・開教司教が門首後継者に選定されました。

大谷暢裕氏は、大谷光暢・先門首の弟、故大谷暢慶氏の長男として、1951(昭和26)年に誕生され、翌1952年に南米開教区開教使に就かれた暢慶氏にともない、ブラジル連邦共和国に渡られました。

1976年、サンパウロ大学を卒業後、航空開発関連の研究所に勤務される一方、1992年得度され、ブラジル別院南米本願寺において宗義研鑽と教法宣布に精励されました。

2011年には、鍵役・開教司教に就任され、真宗本廟・東本願寺における「報恩講」や「春の法要」にも出仕され、門首を補佐されています。

なお、門首後継者選定により、直ちに門首継承が行われることではなく、大谷暢裕氏には引き続き鍵役・開教司教としてお務めいただくものであります。

明順寺住職:齋藤明聖(釋 明聖)