全日本仏教会次期理事長に就任予定

過日、本山より杉浦参務を始めとして、下野総務部長・錦東京宗務出張所長・禿東京教務所長・青田東京教区会議長が二度に分けて来寺され、本年6月から2年間、真宗大谷派が「全日本仏教会」の理事長を担当することになり、ついては私にその職を受けてほしいとのことでありました。

思い起こせば、2004年から2006年まで「全日本仏教会」の事務総長を勤め、広報課題の克服を将来展望とする「改革推進委員会」答申の取りまとめ、「ルンビニー園復興事業」の終結、「財団創立50周年記念事業」、30年ぶりの「世界仏教徒会議日本大会」の企画立案に関わらせていただきました。

また「日本宗教連盟」事務局長を兼務して、「保険業法改正問題」、「公益法人制度改革問題」に厳しく対応し、成果をあげることができたことを思い出します。

理事長ともなりますと、その責任は重く、加えて現在の時代社会を鑑みるとき、仏教界の果たすべき使命はますます重大さを増していると認識せざるを得ません。まことに身の強張るほどの緊張感を覚えるものでありますが、最後のご奉公と思いお引き受けさせていただくことにいたしました。

なお、東京教区会議員、参事会員、割当審議会副委員長を勤めていましたが、「全日本仏教会」理事長との兼務は難しいとの判断で、それらは退任させていただきました。

「全日本仏教会」は、わが国伝統仏教界のなかでも有力な59宗派、36都道府県仏教会、10の各種団体で構成する唯一の連合体である「公益財団法人」です。同時に「世界仏教徒連盟」における、日本の唯一のセンターでもあります。

国内外の出張が多くなることと予想しますが、明順寺ご門徒さまのご理解とご協力なくしては重責を果たすことができません。何卒お力添えを賜わりますよう、宜しくお願い申し上げます。

明順寺住職
明順寺住職

1件のコメント

  1. アバター画像 明順寺住職 : 齋藤明聖 より:

    正式には、6月18日に開催される評議員会・理事会をもって就任することになります。

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