明順寺「修正会」住職づとめにて執行

明けましておめでとうございます。

昨年は、コロナ感染症に大きく影響を受けた一年でした。お寺も同じです。特に春に「緊急事態宣言」が出されてからは法事のキャンセルが続き、お寺の行事や勉強会も中止や変更を余儀なくされました。

お葬儀も年忌法要も大勢での集まりを避け、ごく少人数での開催が主流となりました。会いたい人とも会えない状況になっていたのです。

そうした中で、私たちは人と人との交流が人間存在の基本であり、和やかに集うお寺での年忌法要や行事が懐かしく、また大切であることに気づかされたのも事実でありました。

社会では、テレワーク、オンラインが利用され、お寺の法事もオンラインでは?という声もありましたが、考えてみれば生産、物流、販売、配達、医療現場を支えたのはリアルの力であります。

リアルの世界を忘れてのデジタル化はありえません。

いまだ感染は拡大しており今年も厳しい年になることと思いますが、自分を見失うことなく希望を持って日々過ごしていきたいと思います。