去る7月7日、成満寺(多摩市)第25世住職・佐伯朋子師が、寿算59歳で還浄されました。
癌が発見されてから1ヶ月、あまりに突然の訃報に悲しみ惜しむ声が宗門内に広がりました。
法名は、逢花院釋尼浄朋。生前活躍され多くの人との出逢いのなかにあったことから名付けられました。
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私ども明順寺とは「相手次ぎ」の関係にあり、これも生前、佐伯住職と相談して決めたことでありますが、私が葬儀の導師を務めさせていただきました。
副住職の瑶子も、佐伯住職には声明(しょうみょう)を習い、いつも目にかけていただいておりました。
遺言で葬儀の鏧役(きんやく)は瑶子にとのことで、大事な役を与えることによって、亡くなられてもなお副住職をお育ていただいたことと感銘深く受け止めさせていただいています。
17日の通夜、18日の葬儀とも、本堂にあふれる参勤法中で、お勤めの声が響きわたりました。