「世界経済フォーラム」 Japan Meetingに出席

6月19日、衆議院国際会議室で「世界経済フォーラム Japan Meeting」が開催されました。これはスイスで行われる年次総会、通称「ダボス会議」として知られるものの日本での会議であります。

昨年、ディレクターのレスラー氏とのバイ会談を経て、今回は会議にも出席することを要請されたものです。

セッションは、1.経済を変える:経済成長とソーシアルインクルージョン 2.人を変える:雇用、スキルと人的資本 3.社会を変える:インフラ、長期投資と開発 です。

私は、時間の関係上、1のセッションに参加。コーディネーターの指名によって以下のようなことを発言させていただきました。

今、社会には不安、生きづらさ、孤独感が蔓延しています。役に立つ者・立たない者という理性至上の人間中心主義の傲慢さによって、一人ひとりのかけがえのなさを喪失しているのでしょう。格差も広がり、成人6人に1人、子ども6人に1人が貧困と言われています。

『仏説無量寿経』には、地獄(戦争)・餓鬼(貧困)・畜生(権力への隷属)のいない国をつくりたいという仏さまの願いがあります。経済は、ほんらい人間の営みですから、誰もが生き生きと生きあうことができる、そういう社会を築くその土台としてあるのだと思います。

全体の幸せは、個の幸せがあって初めて成り立つ。政治・経済界が、人間・格差・貧困にも向きあっていただくことをお願いしたいと思います。

レスラー氏と
レスラー氏と
世界経済フォーラムJapanMeeting会場
世界経済フォーラムJapanMeeting会場