東京教区「親鸞聖人につどう同朋大会」開催さる

2015親鸞聖人につどう同朋大会が、6月2日「文京シビックホール(大ホール)」を会場に開催されました。主催は真宗大谷派東京教区。テーマは「今、いのちがあなたを生きている―念仏よ興れ!」です。

勤行、禿信敬大会実行委員長挨拶に引き続き、記念講演として、高史明(コ サミヨン)先生のお話を拝聴しました。高先生は作家で、1932年在日朝鮮人2世として山口県に生まれました。ご子息の自死をとおして『歎異抄』に導かれ、深く親鸞聖人の教えに帰依された方であります。

先生は、人間は善し悪しをわきまえていると思っている。しかしそれは闇のなかでしかない。親鸞聖人が説かれた「自然法爾(じねんほうに)」のなかには平和が存在している。それを私たちがどういただいていくかが大切だ、というようなお話をされました。

後半は5人でのパネルディスカッション。明順寺「正信偈講座」の講師であられる中津功先生も加わりましたが、先生の発言に会場から大きな拍手が起きていました。

ちなみに、この同朋大会の司会を明順寺副住職の齋藤瑶子が担当。緊張の中でありましたが、皆さまのご協力をいただいて無事つとめさせていただきました。

2015教区同朋大会「勤行」のようす
2015教区同朋大会「勤行」のようす
高史明先生による記念講演
高史明先生による記念講演
5名によるパネルディスカッション
5名によるパネルディスカッション
壇上にて司会をする瑶子
壇上にて司会をする瑶子