曇りがちながら春の訪れが感じられるなか、3月21日(春分の日)午前11時より、明順寺「彼岸会法要ならびに副住職就任奉告法要」が勤修されました。
今回は、副住職の披露もあってか、本堂は満堂。ロビーにまであふれるほどでした。
長女の瑶子は、23歳でお寺を継ぐことを決意しました。それは、瑶子の決断の前に、瑶子がお寺を継がなくてはならない事情があったことでありますが、それを彼女は、きっぱりと受けとめました。
それは、彼女の意思による決断というよりも、むしろ仏道が彼女の上に名のり出たことによる「発心」であったように思われます。つまり、お寺を継ぐという「発心」のなかに、すでに仏道が成就されているということなのです。
したがって、これからの瑶子の人生は、どのような困難に遭遇しようとも、その名のり出た仏道が、彼女を励まし、うながし続けてくれるのでしょう。
瑶子には、多くのご門徒さまと共に、仏道の確かさ、貴さ、豊かさを確かめあいながら人生を歩んでいってもらいたいと期待しています。
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副住職の挨拶~お寺を継ぐということを決心してから立派な住職にならなくてはという緊張感でいっぱいだった。でも聞法しているうちに、住職も門徒さんも同じように生活のなかで悩み苦しんでいる。共に教えを聞いていくという道を歩んでいくことができたらと気がついた。どうか、明順寺聞法会にもいらしていただきたい。難しい勉強ではなく、仏さまの私たちにかけて下さる、はたらきの大きさを聞いていただきたい…。
皆さま、感動をもって聞いてくださり、大きな拍手が起こったことでした。