平成26年度、明順寺「報恩講」が、12月14日(第二日曜日)、無事執り行われました。報恩講は、親鸞聖人のご命日(11月28日)を期してお勤めされるものでありますが、明順寺では冬至の季節にちなみ、歳末大感謝祭ならぬ歳末の大法要として、聖人の遺徳をお偲びするとともに、はかり知れないご恩に報ずる生き方を確かめる法要として執り行っています。記念に「ゆず」をお配りしていますが、これは皆さまの一年の健康を願ってのものであります。
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午前10時、「帰敬式」を執行。7名の方が受式され、めでたく仏弟子となられました。堀出清司(釋清悦)様には、受式者を代表して「誓いの言葉」を述べていただきました。
報恩講の勤行は、午前11時から。候補衆徒の瑶子が初めて「伽陀」の発声を行いましたが、いつもお手伝いくださる役僧さんも脱帽、見事な声でした。
法話は、昨年に引き続き、祖父江佳乃さん(有隣寺住職)の節談説教。親鸞聖人と法然上人が流罪に処せられ離れ離れになる段、感動的な話でした。お二人は、その後、再会することは叶いませんでした。
余興には、江戸売り声の宮田章司さんと、6代目左楽師匠。なんども笑いのなかに引き込まれていくような話芸でありました。お斎(とき)も用意され、日常と違うひと時を、皆さま楽しまれているようでした。
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ご参加できず、ご協賛いただきました大勢の皆さまには、心よりお礼申し上げます。