奈良出張

奈良出張

全日本仏教会の50周年記念事業総務部会長として、奈良の「薬師寺」「法隆寺」「東大寺」を表敬訪問し勧募をお願いしてきました。

4年ぶりに訪れた奈良でしたが、どのお寺もその建造物の背景には大きな青い空が広がり、ビルなどは一切見えません。京都では見られない奈良のお寺の貴重な 風景に感嘆しました。

「薬師寺」では、修学旅行の生徒さんや一般参詣者に僧侶が大きな声で「こんにちは、どこから来たの?」と必ず声をかけます。この挨拶 の姿勢は、当たりまえのことのようですが、とても大事なことだと思わされました。村上太胤執事長のご長男の村上定運さんは早稲田大学東洋哲学の修士課程に おられるのだそうです。私の後輩ということでご紹介いただきまして、しばし早稲田大学のなつかしい話で盛り上がりました。

「薬師寺」ではちょうど東京国立博物館での日光・月光菩薩さまの展示が終了し、帰ってこられるということでその準備がすすめられていました。

「法隆寺」では、およそ半世紀ぶりの金堂内「須弥壇(しゅみだん)」修復のために、金堂内にある日本最古の四天王ほか仏像5体が奈良国立博物館で展示され ている最中でした(6月14日~7月21日)。奈良は遷都1300年を2010年に控えてどことなく雰囲気が高まっているように感じました。

明順寺住職:齋藤明聖

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