機関紙『全仏』に理事長年頭挨拶を掲載しました

公益財団法人 全日本仏教会
理事長 齋藤明聖

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

理事長就任から半年が経過しましたが、その間、会長様を初めとして皆さまの温かいお力添えを賜り会務を滞りなく執行させていただいておりますこと有難く厚くお礼申し上げます。本年も、仏教文化の宣揚と世界平和の進展に寄与することを念頭に微力を尽くしてまいる所存であります。各位のご支援、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

本年は、10月30から31日まで「第43回全日本仏教徒会議愛媛大会」が開催されます。少子高齢化による人口減少、葬儀不要を主張する本が売れるなど、仏教界にとって厳しい環境が続く中、実りある大会になるよう念願してやみません。

また、平成29年(2017年)には本会が財団法人となって60周年の記念すべき年を迎えます。すでに実行委員会も立ち上がり、「財団創立60周年記念式典・第44回全日本仏教徒会議」、翌、平成30年には「第29回世界仏教徒会議日本大会」の開催が計画されています。平成29年は奇しくも東日本大震災で犠牲になられた方々の七回忌の年に正当することから被災地での開催が望まれているところでありますが、社会の負託に応えうる記念行事となりますよう実行委員会各位の叡智を結集していただきたいと期待しています。あわせて勧募活動も本年から実施させていただきます。皆さまの温かいご協力をお願い申し上げる次第であります。

さらに、継続的課題として、公益財団法人の規則と、連合体としての本会の整合性をいかにとり運営していくか、また、広報課題の克服を将来展望とする本会の広報体制・機能について、本会の特徴が生かせる公益目的事業の検討・精査も続けてまいりたいと考えています。

全日本仏教会理事長・齋藤明聖(明順寺住職)
全日本仏教会理事長・齋藤明聖(明順寺住職)