書店売り50代女性誌No.1、発行部数11万部の主婦の友社刊『ゆうゆう』に墓地広告を掲載することになりました。「信頼のお墓選び、葬儀選び」というコーナーで、発売は2013年12月27日です。
そこで、読者の注目を得られるキャッチコピーを考えることにしました。それが「大丈夫だよ 生きていけるよ―浄土の門をひらく―」です。
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「大丈夫だよ 生きていけるよ」は、明順寺が掲示した標語のなかで最も人気のある言葉です。あたかも浄土の光と風がとどいたような、慈悲深い言葉のように感じられます。裏がえして言えば、それだけ私たちは日々そこはかとない不安のなかで生きているのでしょう。
「浄土の門をひらく」とは、譬えとして適切かどうかわかりませんが、スカイツリーに近くの人は行きません。それは、いつでも行けるという「安心感」があるからです。
浄土の世界も同じです。いつでも行けるから急いで行く必要はないのです。でも、扉だけは開けておかなくてはなりません。浄土の門さえひらいておけば、この不安な世の中にいながら浄土の風光を身にいただいて生きていくことができるのです。不安や心配をもちながらも、安心して迷っていけるのです。これが浄土の利益(りやく)です。
それから「浄土の門をひらく」とは、お寺を開いていくことにもつながります。私は、そんな「安心感」のある開かれたお寺づくりをめざしていきたいと考えます。
これからは、「大丈夫だよ 生きていけるよ―浄土の門をひらく―」を、明順寺の教化テーマにしようと思います。
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明順寺住職:齋藤明聖(法名 釋明聖)