第32回:「統合医療に教えられて」

統合医療をすすめる「小池統合医療クリニック」に通院し、鍼灸をうけ漢方薬を飲んでいるせいでしょうか、体重・体脂肪も減少し、中性脂肪・コレストロール・尿酸値の数値も下がり元気に法務を勤めさせていただいています。

先生とお話しているなかで、現代に求められる医療とは、西洋医学を基本としながらも人間まるごとの医療として、人間の本来持っている生命力や治癒力を高め ていくこと、それには心や精神のケアがとても大切であることを教えていただきました。

そのパイオニア的存在が帯津良一先生(川越市・帯津三敬病院院 長)なのですね。

心理治療にある「内観療法」は浄土真宗の教えからきていることも教えていただきました。「真向法」といわれる体操も最初は念仏体操と呼ば れ、浄土真宗のお坊さんが経典の中から得たことをヒントに作ったものなのだそうです。仏教は哲学・文学・芸術・芸能・建築などさまざまな分野に影響を及ぼ していますが、健康にまで貢献していたのですね。

2009年3月の「彼岸会法要」には、小池弘人・小池統合医療クリニック院長にお越しいただき「健康と心」についてお話していただこうと予定しています。乞うご期待!

明順寺住職:齋藤明聖