2022年3月21日、午前11時より明順寺「春季彼岸会法要」が執行されました。折しもコロナ蔓延防止等特別措置が解除される前の日となり、いつもより多くの40名以上の皆さまがお経にあわれました。
法要は、感染予防に鑑み時短でのお勤めとしました。住職登高座・焼香・三帰依文・表白・仏説阿弥陀経・短念仏・回向。ご参詣の皆さまには阿弥陀経中にお焼香いただきました。
なお、今年は先代住職の50回忌(1月24日)に正当することから、本堂に法名軸をお飾りし、皆さまにもお参拝いただきました。
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ウクライナへのロシア侵攻が続いています。戦争は最大の暴力であり、無辜(むこ)の人びとに犠牲を強いる愚行そのものであります。いかなる理由であれ、自己を正当化して、かけがえのない生命を武力で奪い取ることは、何人にも絶対に許されることではありません。一刻も早い停戦と平和な日常への回帰を祈念します。
すべての者は暴力におびえる。すべての生きものにとって生命は愛おしい。己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはならぬ。中村元訳『ブッダの真理のことば・感興のことば』「ダンマパーダ」130)
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なお、ご事情にてご参詣いただけず郵送にてお布施をお送りいただいた皆さまには、法名を尊前に奉呈しお勤めいたしましたことをご報告申し上げ、有難く厚くお礼申し上げます。
まだまだ油断ができない日々が続きます。くれぐれもご自愛くださいますよう念じ申し上げます。
※医師から正座を禁止されているため、礼盤畳に腰かけており、中啓が前机に置かれていることをお断りしておきます。