「春の彼岸会法要」つとまる

初めてコロナ感染拡大緊急事態宣言下での「彼岸会法要」となりました。

去る、2021年3月20日午前11時より明順寺「春の彼岸会法要」が執り行われました。

住職、直登壇ののち、焼香、三帰依文。阿弥陀経中に皆さまにはお焼香いただき、順次散会の手立てをとらせていただきました。皆さまの安心安全を考慮しての次第です。

ご参詣は例年の半分、およそ40名。感染を心配して年配者のご参詣が少なかったようです。

本堂には桜の仏花が立ちました。少しでもほのぼのとした春の気分を味わっていただけたら幸いです。

コロナ禍で、人と人との分断を危惧する声が聞こえてきます。

箱の中に詰めてあるビー玉。しかし、一つのビー玉が抜けると残ったビー玉は動き出します。

ビー玉は人間です。人間は、お互いに関わりあい支えあって生きているのです。

そして、一人の人間が抜けると、その影響がさまざまな形で他の人間にも及ぶのです。

これがお釈迦さまの説かれた「縁~つながり」の世界です。人間は一人で生きているのではなく、関係性のなかで生きているということなのですね。

お彼岸の法要にご参詣いただけず、志納金・維持費をお送りいただきました皆さまには、法名を御尊前に奉呈してお勤めいたしましたことをご報告申し上げます。

緊急事態は、21日にて解除されますが、いよいよ感染のリバウンドが心配されています。くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいますよう念じ申し上げます。