明順寺「秋季彼岸会法要」つとまる

2020年9月22日(秋分の日)午前11時より、明順寺「秋季彼岸会法要」が勤修されました。ただし、コロナ禍のため次第を短縮し、『仏説阿弥陀経』中に皆さまにはお焼香していただきました。参列者は、やはり通常の半分、約35名でした。

写真は、住職が直登壇して焼香。その時のものです。沈香(じんこう)の甘い香りが本堂に漂いました。室町時代、中興の祖といわれる本願寺8代目の蓮如上人は、仏前には沈香を使うよう奨めています。

コロナ禍のなかで誰もがストレスのなかに置かれています。そうしたストレスを解消していくためには感謝を思い出すことだといいますが、それはどういうことなのでしょうか…。私はふと「われに帰る」ことなのではないかと思います。私たちがストレスに苛まれて不安や虚しさのなかにある根っこには「いのちそのものの願い」が躍動している。そのことに気付かせていただくところに生きる力がみなぎってくるのではないでしょうか。

ご事情にてご参詣いただけず、郵送にてお布施をお送りいただきました皆さまには、法名を尊前に奉呈しお勤めいたしましたことをご報告申し上げ、有難く厚くお礼申し上げます。

まだまだ辛抱の日々が続きます。くれぐれもご自愛くださいますよう念じ申し上げます。