去る、2014年10月16日、「世界仏教徒会議中国大会」開会式に参加してきました。これは「世界仏教徒連盟(本部・タイ)」が2年~3年に一度開催する国際会議で、中国で開催されるのは初めてです。
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会場は、西安から車で2時間の「法門寺」です。「法門寺」は、仏舎利が発見されたことを期に新たな大伽藍を隣接地に建設、玄関門から中門をとおり本堂まで直線でおよそ2キロ、徒歩30分です。
法門寺に向かう手前14キロから公安・軍隊が警備する物々しさのなかを到着。私たちもセキュリティーチェックを受けて会場に入ります。
開会式参加者数、主催者発表4千人。中国政府の要人も参列し、国を挙げての大会であることがわかります。
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私の全日本仏教会理事長としての任務は、一つには「世界仏教徒連盟人道支援基金」に100万円を寄託することです。東日本大震災で、全日本仏教会に寄せられた寄付金のうち実に2割が外国の仏教徒からのものでした。幸いに目録をパロップ事務総長に手渡すことができました。
二つには、親善旅行団の団長として、日本に所縁の寺院を訪ね、国際交流を図ることです。
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およそ10年前に西安を訪ねたことがありますが、中国には唐時代の仏塔などの世界遺産も多く、これらを取り巻く環境が急速に整備されていたことに驚かされました。以前の中国旅行についての記事はコチラです。http://hiroba.mjj.or.jp/voice/impression/q044