東京教区「教区会通常会」

真宗大谷派は7月1日が年度初めということで、去る7月27日「教区会通常会」が招集されました。教区会議員42名。会場は練馬区谷原にある「真宗会館」です。

午前10時半に開会。上程された22議案件について慎重審議の結果、すべて全会一致で可決いたしました。私も一議員として出席し、「宗門護持金・教区費等割当審議会」副委員長として答申について報告させていただきました。閉会は午後5時半でした。

今回の教区会で特筆すべきは、東京教区に相互扶助を目的とした「共済制度」(2013年度か ら実施)の規程が成立したことです。1寺院が年間1万円を拠出することで、災害等をうけた寺院が最大500万円の給付を受けることができます。原資は、東 京教区親鸞聖人750回御遠忌会計残余金の8割です。東日本大震災が契機となり御遠忌記念事業として立案されました。

ちなみに、真宗大谷派の立法機関は、御同朋・御同行の教団として僧侶議員と門徒(檀信徒)議員からなる二院制になっています。伝統仏教界およそ60宗派のなかでも、これは唯一の制度ではないかと思います。

明順寺住職:齋藤明聖