コロナウイルス感染症「緊急事態宣言」を受けて

新型コロナウイルス感染症が蔓延してきました。政府は明日にでも「緊急事態宣言」を出すとの情報が伝わってきています。

東京都も「緊急事態措置」として都民への強い協力要請がなされることと思いますが、すでに10名以上の集会や家族以外との多人数での会食を自粛するよう求めています。

こうした状況に鑑み、明順寺としても、年忌法要を依頼されてくるご門徒さまの意をくみ取り、以下のようにしてはどうかと提案させていただきます。

〇年忌法要を行う際には、家族を中心とした10人以下とし、客殿での会食はやめる。

〇可能であれば年内をめどに延期する。

〇マスクの着用(お互いにマスクをしていれば濃厚接触者にはなりません)

〇本堂の椅子を間引きし、一人ひとりの間隔をあける(写真参照)。

〇本堂の換気に心がけ、長い勤行は勤めない。

※ドアノブ・エレベーターのボタン・手すりなどは除菌し、不特定多数が触る「お経本」「施本」などは撤去しました。

※通夜・葬儀もこれに準じて行われることが望まれます。会食はお持ち帰りになられるお弁当にしてはいかがでしょうか。

ここに、コロナウイルス感染症で亡くなられた多くの皆さまに衷心より哀悼の意を捧げるとともに、療養中の皆さまの一日でも早い回復を心より念じ申し上げます。

さらに最前線で治療に従事されている医療関係者の皆さまに深く敬意と感謝を申し上げます。

そのうえで、「ウイルスは排除しても人間を排除しない」という強い意志をもって、差別や偏見を持たないよう人間性の回復への道筋をともに歩んで行けたらと願うものであります。