聞成寺坊守「本葬儀」にて式事をつとめる

東京2組「聞成寺」坊守様がご逝去せられ、密葬儀に引き続いて3月25日本通夜、26日本葬儀が執り行われました。

私は「式事(座支配)」の役を仰せつかりました。「式事」とは、葬儀における儀式万端の責任者です。なにか儀式執行において問題が生ずれば「式事」がその責任を負うことになります。

おかげさまで、皆さまのご協力をいただいて、その責務を勤めあげることができました。

写真は、本葬儀におけるお荘厳(しょうごん)です。野卓(のじょく)に白い打敷(うちしき)がかけられ、卓上に鶴亀の三具足(みつぐそく)が置かれています。

ロウソクは、銀蝋(ぎんろう)です。花瓶(かひん)には、紙華(しか)が立てられています。

お供えは、杉形華束(すぎがたけそく)一対と、根菓餅(こんかべい)二対です。柩(ひつぎ)は、七條袈裟がかけられて奥に安置されています。

いかがですか?たいへん質朴なものですね。

※柩のなかには遺骨が納められています。密葬のときに荼毘にふされていますが、本葬儀とは言え葬儀なので、遺骨をかざらず柩を置いています。

聞成寺坊守本葬儀
聞成寺坊守本葬儀
葬儀のお荘厳
葬儀のお荘厳