あいにくの雨で少しご参詣が少なかったように思いますが、それでも本堂にあふれるご参詣でした。
勤行後「小池統合医療クリニック」院長の小池弘人先生に「統合医療的養生法」と題してお話いただきました。
小池先生は私の健康に欠かすことのできない先生です。ドクターですが、漢方薬や鍼灸を取り入れ「人間まるごとの医療」を推進されている、その道では極めて期待されている先生です。
私たちも冷えやのぼせを感じるときがありますが、健康のためには体を温めること。湯たんぽ・入浴の仕方について細かくご指導いただきました。続いて呼吸法 について。簡単な方法は自分の呼吸を意識すること。あるいは長くゆっくり息を吐くこと。「吸っているな、はいているな」と自分の呼吸を意識するだけで自分 と向きあうことができるという説明に、「内観」を求める仏教との関係性に気づかされました。
講演後、さまざまな質問が続いていつ終えるか分からないほどでした。お医者さまとこんなに親しく話せるということが日常あるでしょうか？先生にはほんとうに長時間ありがとうございました。
明順寺住職：齋藤明聖
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おかげさまで、候補衆徒の明純（あきずみ）が大谷大学（京都の宗門立の大学）を卒業しました。同時に僧侶の位である「教師」資格（住職になるために必要） を取得しました。卒論は「シモーヌ・ヴェイユにおける必然性と神の概念―『神への愛と不幸』を中心に」。哲学科でひとり優秀賞をいただきました。今後は大 学院でもうしばらく勉強させていただきます。
