報恩寺「定例法座」

坂東性純住職が亡くなられて、まだ後継者が決まらないところから、私が法座のお手伝いをさせていただいています。

池田勇諦先生の『現世利益和讃』最終講義 です。「お念仏に生きるという社会的実践」ということでお話いただきました。ちょうど「行動する仏教」が世界的潮流になっていることから、大変興味深く聞 かせていただきました。

一言でいえば「社会問題が信心を問う問題として受けとられているか?」ということです。仏智から社会問題を見るということでありま しょうか。

すべてが仏道の問題、教材なのだと先生はいわれます。仏法を聞くと本当の問題が見えてくる、肩の荷ができる、それを荷っていくことができるので す。お念仏に生きるということの厳しさが感じられるご講義でした。

なお、来年も3月、6月、9月、11月18日の午後1時から、池田勇諦先生にご出向いた だき、『歎異抄』のお話をいただけることになりました。

明順寺住職:齋藤明聖