「お寺の手帖:第8話」が掲載されました

今回は「盲亀の浮木、優曇華の花」のお話です。

優曇華(うどんげ)の花は、南アジア原産のクワ科イチジク属の落葉高木、フサナリイチジクがその原型です。

めったに花を咲かせないことから、仏教経典では3000年に一度花が咲くと表現され、その時にはとてもよいことが起こる(金輪王が現世に出現するなど)とあります。日本でも滅多にない吉祥として『竹取物語』や『源氏物語』、夏目漱石の『虞美人草』などにも出てきます。

こうして伝説上の花となった優曇華ですが、小さな短い糸の先に卵が一つついている昆虫クサカゲロウの卵をさすことが多いようです。確かにたくさんぶら下がっていれば、めずらしい花が咲いたように見えますね。

思わず「へぇ~」と言ってしまう楽しくてためになるお話です。ぜひご覧ください。

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明順寺住職:齋藤明聖