明順寺「秋季彼岸会法要」つとまる

2021年9月23日(秋分の日)午前11時より、明順寺「秋季彼岸会法要」が勤修されました。

折あたかも緊急事態宣言下、感染予防に鑑みて次第を短縮し、皆さまには『仏説阿弥陀経』中にお焼香していただき順次散会の手立てを講じさせていただきました。

参列者は、やはり通常の半分、約35名でした。

写真は、住職が直登壇して焼香ののち「三帰依文」を誦すときに手にする「持蓮華(じれんげ)」です。漆塗の上に純金箔が施され、極彩色に彩られています。

人々は長い自粛生活による行動制限のなかで、以前の日常をとり戻すことができるのか、それとも新たな価値観や秩序が生まれてくるのか、不安と悩みのなかにあります。こうした混沌とした時代にこそ、本物が光り輝くのです。

明順寺では、古来より大切にされてきたことを見失うことのないよう、皆さまと共に多くの先人たちの願いを憶念しつつ法要をお勤めさせていただきました。

なお、ご事情にてご参詣いただけず、郵送にてお布施をお送りいただきました皆さまには、法名を尊前に奉呈しお勤めいたしましたことをご報告申し上げ、有難く厚くお礼申し上げます。

まだまだ辛抱の日々が続きます。くれぐれもご自愛くださいますよう念じ申し上げます。