2018年度「報恩講」が無事つとまりました。満堂の皆さまとともに宗祖の恩徳を報謝することができましたこと、有難く厚くお礼申し上げます。
副住職の「雲集学舎」でのご縁で、このたび大垣教区妙輪寺住職・元同朋大学教授の広瀬惺(しずか)先生をお招きすることができました。
先生は、曽我量深先生に学んだ学生時代を過ごし、明順寺「正信偈講座」で講師をつとめられている中津功先生にも指導を受けられた経験があります。
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教えは、あれもこれもではなく、要(かなめ)を学びなさい。親鸞聖人から伝えられている教えのお心は、信心を根本とするということだ。信心は、浄土を開く確かな因である。
蓮如上人は、真宗再興の上人と呼ばれるが、100のことを10に、10のことを1にしてと言われ「御文」を制作された。「御文」が500年の間、読み続けられていることを思うと、現代にも通じる教えの「要」が示されているのではないか。
真宗の信心をいただくと、宮城先生が言われるように「しぶとい」「復元力がある」生き方となる。現実を見捨てることなく受けとめながら、生涯をいのちを尽くして生きていくことができるのであります。
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先生には来年もご出向いただき、「信心」についてお話いただこうと期待しています。
なお、報恩講に先立ち「帰敬式」を執行いたしました。11名の方が受式され仏弟子となられました。おめでとうございます。





