10月8日、真宗会館講堂にて開催された「聖典学習会」に副住職ともども参加してきました。
テーマは、「正信偈に学ぶ~英訳『教行信証』(鈴木大拙訳)を通して」、講師は大谷大学真宗学科専任講師でありますマイケル・コンウェイ先生です。
先生は、真宗の教えをどのように英語で表現すべきか、について研究されており、鈴木大拙氏の英訳『教行信証』を初めとして、多くの書物の英訳を比較研究しています。
私たちが親しんでいる「正信偈」の英訳にも様々な試みがあり、言語の違いのなかで先人たちがご苦労されていることが伝わります。
熱心なキリスト教徒の家庭で育った先生ですが、自身の悩みは解決できず、仏教に出あいました。京都の大谷大学に学び、僧籍も取られています。
流ちょうな日本語と、親鸞聖人の教えの神髄をよく理解したうえでの英訳作業に、大変さが偲ばれます。
次回(最終回)は、2016年2月18日(木)午後1時半から、練馬区谷原「真宗会館」で。会費1,000円。
どなたでも、ご参加いただけます。