瑞江葬儀所における震災犠牲者の火葬について

瑞江葬儀所における震災犠牲者の火葬について

東京都では、この度の大震災で被災した自治体からの要請で、犠牲になられた方々のご遺体およそ500体を受け入れ、都営の瑞江葬儀所において火葬しました。

東京都仏教連合会は、4月1日から4日まで、さらに7日までの延長期間中、被災地寺院支援の一環として東京都に読経・焼香できる場所を設けるように申し入れしました。

行政側は当初、宗教団体ということで難色を示していましたが、財団法人全日本仏教会からの要請もあって姿勢を軟化、立ち入り禁止の瑞江葬儀所の中で読経・焼香を許可。ただちに東京都仏教連合会は、傘下の寺院に協力を呼びかけました。

私も、4月2日の午前10時に正門前に行きました。当日は江戸川仏教会の浄土宗寺院有志の 方々が多数集まり、霊柩車が7台ほど到着したのを見はからって、一緒に勤行・焼香をさせていただきました。報告によると、4月1日からの3日間で、300 名を超える僧侶が参勤、焼香したとのことであります。

献花に訪れる人の行列もできていて、近隣の人たちから「ごくろうさまです」と声をかけられたことが印象的でした。

明順寺住職:齋藤明聖

瑞江葬儀所における震災犠牲者の火葬について