東京2組B班「夜の寺子屋」

東京2組B班「夜の寺子屋」

東京2組B班主催「夜の寺子屋」の最終講座が、出席者45名をもって源隆寺さまを会場に開催されました。

この「夜の寺子屋」は、東京教区の教化事業として計画された「親鸞聖人に人生を学ぶ講座」全 6回の実施をしたものですが、B班ではお勤め帰りの方々にも参加していただきやすいようにとの願いで、あえて夜の時間帯を選択してみました。お陰さまで、 今までこうした講座に参加したことのない方も多くみえ、ひとつの試みが実を結んだように思われます。

この講座は、若手講師の養成も兼ねて行われました。当初より、講座を聞きにいらっしゃる方々 に対して、若手講師の養成を兼ねるとはどういうことか?との疑問の声があがるなか、私たちスタッフができるだけ参加者をフォローしていくことが確認されま したが、どうでしょうか、どれだけのことができたのか、自戒の念をこめてよく省みたいと思います。

最終講座のテーマは、「これからがこれまでをきめる」というものでした。これは藤代聡麿先生(1911-1993)の言葉です。他にも「すべてのひとの今日がある。有ること難き今日である」「明日からくる今日がある。その今日を生きていけば明るい」などがあります。

私たちは、自分の身の事実に反してさまざまな思いを抱いて生きていきます。それが苦しみや悩みの原因となることもあるでしょう。地に足をつけて今を生きること、あること難き今を生きることの大切さを、新井義雄先生は説かれたように思います。

今後は、今回の講座をよく総括して、さらにどのような展開ができるのか、スタッフの皆さまとも相談していきたいと考えます。

明順寺住職:齋藤明聖

東京2組B班「夜の寺子屋」