東京教区「教区会臨時会」

東京教区「教区会臨時会」

教区会議員の任期満了をうけて新たに選出された教区会議員により議長・副議長の選出がおこなわれました。その結果、議長には青田厚由氏(東京7組浄真寺住 職)、副議長には笠井英信氏(栃木組本誓寺住職)が再任されました。

私も引き続き教区会議員としてその職務をまっとうしていくにつき、ここに少し所見を述 べておきたいと思います。

先に行われました全国門徒戸数調査では、東京教区ではこれを本山護持金の割当に資するということで実施したところ、思いがけない混乱が生じてしまいまし た。教区会で発言した私の心配が残念ながら的中してしまった感があります。なぜもっと議論が尽くせなかったのか、教区と末端寺院との心情の隔たりが懸念さ れます。

私は、現状の課題を【1】少子高齢化による寺院経済の弱体化【2】国民の宗教(信仰)離れ【3】地域社会からの遊離、と捉えたとき、教区は【1】次代人材 の育成【2】社会との新たな関係構築(存在意義の提示)【3】地域(寺院)再生への支援、を教化事業計画の柱として、次代(真宗寺院のある社会)を見据え たビジョンをもって御遠忌諸事業を推進し、さらに御遠忌以降NEXT50の展望をも開いていかなければならないと考えています。

住職・ご門徒が自信と誇りをもって教化活動に邁進できますように、それには課題の明示と、それを克服していくビジョンが必要だと考えますが、私も少ない経験をとおして微力を尽くしてまいりたいと思います。

明順寺住職:齋藤明聖

東京教区「教区会臨時会」