東京2組「聞法の集い」

東京2組&門徒会の共同主催で開催されました。会場は東上野の西岸寺です。講師に三重教区慶法寺住職の藤井慈等先生をお迎えして「今、いのちがあなたを生 きている―真のよりどころを求めて―」という宗祖親鸞聖人750回御遠忌のテーマでお話をいただきました。参加者は約80名でした。映画監督を志望してい た藤井先生ですが、不思議なご縁で本山に就職してからまもなく安田理深先生という師に出遇(あ)い大きな感化を受けます。「君もやがて寺に帰らにゃならん ぞ、一人の念仏者を生みだすこと、それには君が念仏者にならなきゃならんぞ」「門徒の友だちがいるか?」などと安田先生からいわれた言葉を紹介してくださ いました。浄土真宗では「聞法」ということを大切にいたしますが、本当に一生涯をとおして聞いていかなければならないことがあるのだという先生の姿勢に感 動を覚えました。藤井先生の「いのち…いのちに声あり、呼びかけてくる願い」「問いが朋(とも)を見いだし、答えは人を切り捨てる」という言葉が印象的で した。

明順寺住職:齋藤明聖