東北連区正副議長会に出席

2018年度東北連区正副議長会が、去る10月17日~18日秋田温泉「さとみ」を会場に開催されました。

一日目は協議会。来る「宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」総計画について話題が集中。正副議長会として来年2月に意見をまとめ、内局に申し入れすることで一致しました。

二日目は水沢地区「伊藤家総墓」ならびに「同朋講道場」を見学。

伊藤家の遠祖は、口伝によると、1504~1522年頃、加賀一向一揆の国騒で加賀(石川県)地方から国払いとなり、家族、縁者ら十数名をともない舟で日本海を渡って水沢に居を構えることになりました。まもなく「総墓」が作られたと思われますが、写真のものは、1819年に建立されたもので伊藤家一族、分家にいたるまで同墓に葬られ今日に至っています。伊藤家一族の信仰心による団結の結晶で、尊い歴史的価値のある墳墓として県は文化的価値を付加しています。

一方、「道場」は伊東家本家の仏間でありますが、寺院本堂の縮小版のような規模と形態を持ち、ここに毎月一族が集まって「講」を開催。周辺をふくめた地域の聞法道場の役割を担い、「同朋講道場」と呼ばれています。信正院、宣暢院、両連枝もここを訪れていることも他に類例がないと言われています。近年、建物、仏具等を修復。大勢の僧侶の出仕を得て、落慶法要を営んでいます。

写真の僧侶は、伊藤家のお手次寺住職であります。