浄林寺「前坊守葬儀」で式事役

平成25年9月24日・25日と「浄林寺」前坊守の通夜・葬儀が執行されました。

浄林寺様は、同じ「東京2組」に所属する寺院です。明順寺先代住職が浄林寺前々住職にたいへんお世話になってから、ずっと親しい関係がつづいており、このたびの前坊守さまの葬儀では、私が「式事」を勤めさせていただきました。

「坊守(ぼうもり)」とは、簡単にいえば住職の「奥さま」です。「住職」がお寺に住み、仏さまのお給仕をするのが仕事であれば、「坊守」はお寺を守るのが仕事であると言えましょうか。

写真は、通夜のときのものです。およそ50名の参勤僧侶・坊守による勤行(ごんぎょう)は、荘厳(そうごん)そのものであります。

ちなみに写真ではよく分かりませんが、お通夜では本堂内陣を飾りつけ、柩を安置して、その前で勤行がつとまります。それ以外の「おかざり」はありません。

参考に、通夜の装束は、導師「黒衣・青袈裟」、参勤法中「間衣・墨袈裟」、親戚法中「黒衣・墨袈裟」、喪主「喪服」となります。

葬儀の装束は、導師「法服・七條」、参勤法中「裳附・五条」、親戚法中「黒衣・五条」となります。

浄林寺通夜式の様子
浄林寺通夜式の様子