東京2組門徒会「報恩講」

東京2組門徒会「報恩講」

東上野の「西岸寺」で催されました。西岸寺住職を導師に組内寺院住職・寺族をはじめとしてご門徒の皆さまとともにおつとめさせていただきました。

感話は、 明順寺門徒の石岡恵美子さん。自分の人生は×印ばかりで、仏弟子になる資格などありません。悩んだ末に、いずれは仏さまのところに行くのだからと思い、今 年「帰敬式(ききょうしき)」を明順寺でうけました。灯(ともしび)に照らされる中、感動をもって法名をいただきました。

明順寺「彼岸会法要」で、ホセ・ガルシアさんが子供のころ「どうして人間は死ぬのだろう?」という疑問をもって、それを求め続けて仏教に出あったという話 を聞きました。その求め続けている姿に感動しました。私もこれからも聞法に励みたいと思います。

光明寺住職の感話に続いて、四谷で「坊主バー」を経営する田口弘さんの「報恩の生活-願うものから願われるものへ-」という話を聞きました。子どものころ から目の不自由さのなかでご苦労され、親鸞聖人の教えに出あっていかれた心の内を生き生きとお話くださいました。

私などは処世だけで生きているのではない か?!と素直に自分自身を省みさせていただけた、温かく悲しみのある、とても感動深いお話でした。

明順寺住職:齋藤明聖