第137回:「候補衆徒の瑶子が副住職に」

2013年3月7日本山・東本願寺において「得度式」を受け、僧籍にはいった長女・瑶子(釋尼明瑶)ですが、その後、教師検定試験を受験するための勉強に励み、難関である「教師検定試験」に臨みました。

幸い、5教科すべてを一発で合格。一回での合格は近年まれなことであります。

さらに、2014年7月、2015年1月と本山における「修練」(各一週間)を受け、みごと宗門の資格である「教師」(住職になれる資格)に任ぜられました。

つきましては、早速、本山に明順寺「副住職」に就任することを申請したところであります。

全国で、女性僧侶が飛躍的に増えているなかで、いずれは明順寺18世を継承し宗門の一翼を担っていってもらいたいと期待しています。

現在、瑶子は、「声明」を習うかたわら、「新宿親鸞講座」「真宗会館聖典学習会」「雲集学舎」にも通い、聞法学習生活を送っています。明順寺での法務にも積極的に関わり、日々精進しているところであります。

鐘の音で寝起きし、お香の薫りのなかで生活してきた瑶子ですが、まだまだ経験も浅く、皆さまの温かいお育てをいただかなければなりません。末永く宜しくお願い申し上げる次第であります。

葬儀に出仕する副住職
葬儀に出仕する副住職

 

 

 

 

 

 

 

つきましては、瑶子が副住職に就任したことを記念して、ホームページでお馴染みの白石さちこさんにご協力いただき「葩(はなびら)」を作製しました。

「故郷(ふるさと)」「憶(おも)い」「寂静(じゃくじょう)」「いのち」「朋(とも)」をイメージしたものです。

葩は大きな法要で堂内を荘厳するために撒(ま)かれる「散華(さんげ)」として使用されます。記念品のまま飾っていただいても、葩の形に切り取って「しおり」としてもお使いいただけます。

要望に応じて、5枚セットを200円(実費)でお分けすることもできます。

副住職就任記念「芭」