東北連区「教区会正副議長会」札幌別院で開催さる

去る10月12日から13日、東北連区「教区会正副議長会」が札幌の「北海道教務所」会議室にて開催されました。

1.役員の選定については、笠井英信・東京教区会議長を会長に、北條頼宗・高田教区会議長を副会長に、河南晶・山形教区会議長を監事に、会計は会長教区の私が担当することになりました。

2.2016年度決算並びに2017年度予算案につきましては、会計の私から報告し承認されました。

3.各教区の課題と取り組みについては、宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要について、2018年度からのご依頼割当について、教区改編などについて意見交換。時間が不足するほどでした。

翌日は東本願寺「北海御廟」、「サッポロピリカコタン」を視察。北海道の墓地事情、またアイヌの文化や生活について学習させていただきました。

明治3年、東本願寺は未開の地といわれていた北海道の開拓に取り組みました。当時、札幌はまだ原野でした。最初に取り掛かったのが「本願寺街道」と呼ばれる新道切開工事です。こうした開拓によって土地を収奪され、労働を強制され、日本の風習を押し付けられて生活を奪われたのがアイヌの人びとでした。東本願寺教団は、こうした歴史をしっかりと検証しつつ、アイヌの人々の声を受けとめて、共に生きる道を歩み続けようとしています。

札幌別院山門からすすきのを臨む
札幌別院本堂内陣
北海御廟の3000基の墓地
北海御廟・正面階段