今年の明順寺「報恩講」も、皆さまのお力添えをいただいて無事お勤めされました。あいにくの小雨の降る寒い一日となりましたが、午前10時の「帰敬式」には7名の方が、11時からの法要には満堂のご参詣でした。特に、「節談説教」を聴きたいとの思いからお越し下さった方もあり、あたかも「開かれたお寺」という印象を感じさせるものでした。70個用意したお弁当も足りなくなるほどでした。
「帰敬式」を受けられた皆さまには、ご祝辞を申し上げます。この上とも、聞法にご精進下さいますよう念じ申し上げます。
「報恩講」の法要では、副住職が初めて『御俗姓御文』を拝読いたしました。丁寧に読誦していましたが、いささか後半は気分が高揚し力が入ったようです。来年が楽しみです。
「節談説教」は、すっかり祖父江佳乃使の話芸に引き込まれるものでした。親鸞聖人が村人とともに生活する談でしたが、涙をこらえるのがやっとです。こうして一人ひとりの心の中に南無阿弥陀仏の御みのりが伝わっていくのだと感動を覚えました。
余興には、ストレート松浦さんのジャグリング、トリは6代目左楽師匠でした。左楽師匠は、広島県出身、「安芸門徒」です。二人にすっかり笑わせていただいたひと時でした。