墓地を求める:浅草地域の墓地の特徴

関東大震災のあと浅草地域の都市整備がおこなわれました。一部のお寺は郊外に移転することを余儀なくされました。明順寺もその危機にあったのですが、浅 草・上野・神田のお檀家さまが多いことからこの地に残りましたが、学校をつくるために土地を動かされ狭められてしまいました。

震災で焼けたお寺の墓地は、カロート(納骨部分)をつくり、その上に墓石を建てる形式にするよう行政指導されました。1区画の面積 は比較的狭いのですが、カロートは約1メートルの深さがあり、永年の使用に耐えうる十分な納骨スペースが確保されています。

地面下を掘らずにお墓を建てる 形式の墓地とは違います。

今は、小さいお墓を好む人が増えています。それだけ墓石にかかる費用も安くすみます。

カロート内部・深さ約1メートル
カロート内部・深さ約1メートル